昭和の那珂湊漁港(外港)起工式と開港式

昭和47年に開港した那珂湊漁港の外港の起工式と開港式の画像を公開しました。

(市報なかみなと昭和47年6月25日号より)

県下一を誇る那珂外港・盛大に開港式

水産都市として、ますます発展する那珂湊市、那珂湊漁港も、最近とみに大型化する漁船のために河口からの入港が困難になり、昭和38年度より第三次漁港整備計画を進め、さらに第四次整備と9年の歳月と18億円の巨費を投じて、かねてから、懸案の外港が、このほど完成、その開港式典がさる5月27日那珂湊市魚市場において、盛大に行なわれました。

航海の安全と大漁を
大型漁船の入港も可能

那珂湊漁港の計画は、昭和7年開始、昭和12年8月に百万円の工事費、うち地元負担20万円で着工し、漁船の大型化にともない漁港の規模も拡大、事業費も増大し、年限も長くかかり、34年の歳月をついやし、その間4代にわたる市長をはじめ議員の方々、並びに各有志の努力が結実し、県下随一の漁港として誕生したわけです。

この式典には、主催者の茨城県知事のほか、水産庁長官、国会議員、全国港湾協会長・県会議員、各官公庁関係者、市長、議長、市議会議員、市漁業関係者、水産加工団体のかたがたと勝田陸上自衛隊音楽隊など300人が参加して行なわれ、はじめに、那珂湊漁港建設促進期成同盟会長が祭生となって、祭事が行なわれ、厳粛の中に各関係代表者による玉串奉納があって、そのあと開港式にうつり岩上知事の式辞のあと、市長から水産庁長官、茨城県知事、全国漁港協会長に対し、それぞれ花束の贈呈があり、渡辺三浜港湾事務所長から工事経過報告、来賓の祝辞に移り、水産庁長官、森国会議員林全国漁港協会長、薄井市長、下条県議会議長、薄井県漁港協会長出沼市漁連会長、姉妹都市石巻市長など各般のかたがたからあいさつがありました。

その間、魚市場前通りには、パレードに参加する自動車が、市商店会から5台、魚市場仲買人・廻船問屋両組合から4台の計9台が、開港のお祝いにふさわしくそれぞれの思考をこらし、あざやかな色彩のかざりつけをした各車が勢揃いをして、パレード参加車の審査のあと、市広報車を先頭に市内の目抜き通りから市内一円をまわり、開港のお祝いをますます盛り上げました。

ドック内では、水戸丸(150トン)に乗組員20人が参加しての模擬カツオ釣りの演技があって、そのあざやかな竿さばきに、観衆の目を集めました。
午後からは、パトカーを先導に市広報車のあとに、勝田陸上自衛隊音楽隊、海洋少年団、湊中ブラスバンドの順にパレードは、市内の本通りから魚市場前まで行進し市民のかたがたは、足をとめ見入っていました。このように那珂湊外港の開港式はクライマックスに達し、その間、魚市場の会場での式典は午後まで続き県下一を誇る那珂湊外港の開港の感激と発展を祈り、万歳三喝をして式はとどこおりなく終了いたしました。

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