昭和38年の電話事情

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新築の勝田電話局(当時)

まだ固定電話も全家庭に普及していない時代の記事を掲載しました。

(市報かつた昭和38年10月7日号から)

自動電話の開局近づく
電話架設は電電公社で

勝田電話局は昨年7月着工し、建物はほぼ完成しました。機械のとりつけや電話の架設など、大きな仕事がまだ残っていますが、来春までにはすべて完了し、お待ちかねの自動電話局の開局となるはこびです。

電電公社では、この開局をひかえ、次のような点で市民の皆さんのご協力をお願いしたいと言っています。

1.架設費用の支払いは自分で

「間もなく電話が架設されますが、これ私に代理させて下さい。費用は公社よりずっと安く、3、4万円でできるようにしてあげます」

皆さんのお宅へこんな話を持ちかけた人はおりませんか。もし、こういう訪問者がありましたら、これは悪質な電話代行業者ですからご注意下さい。この電話代行業者に電話の架設を任せてしまうとせっかく設備した電話が他人のものになってしまいます。電話の架設はかならず電電公社に申し込み電電公社によって架設するようにして下さい。

電電公社で架設する場合、費用の全額は11万300円となります。これは普通加入区域の場合ですがこの内訳は

  • 電電債券10万円、架設費1万円、加入料300円

となっています。

電話は架設したいが、そんな入金は出せないという場合には、電話の月払い制度をご利用下さい。

これは電電公社と契約した銀行が電話の架設費用を皆さんに貸してくれる制度です。銀行では融資の契約ができ次第皆さんにかわって全額を電電公社へ払ってくれます。

2.電電債券の処分についてのご注意

電信電話債券には「割引債券」と「利札付債」の二つがあります。もしこれらの債券をやむを得ず売る場合には、一部の悪質な電話代行業者に安い価格で買いたたかれないよう、電話局や信用のもてる証券会社にご相談下さい。

3.自動料金箱とりつけのこ注意

11月ごろから新しいダイヤル式電話機のとりつけがはじまりますが、同時に「自動料金箱」の売りこみもはじまります。これは電話をするとき10円玉を入れないと使用できない仕組みの料金箱ですが、これをとりつけると電話の故障を起こしやすくなるだけでなく、電電公社では近くこの箱のとりつけを禁止する予定ですから、ご注意下さい。

もし料金制の電話機が欲しい場合には、ずっと性能のよい「ピンク電話」が公社にありますからご利用下さい。

(市報かつた昭和39年2月10日号から)

2月20日から自動通話
水戸ー東京などダイヤル直通

市内東石川西久保に鉄筋コンクリートニ階の庁舎を建設しかねてから架線、機械のとりつけなどを行なっていた勝田電報電話局は、このほどいっさいの工事を完成し2月20日に開局することになりました。

同局は目動式電話局ですから、この開局によって水戸、東京などへ待望のダイヤル直通が実現するわけです。もちろん、市内の通話はいままでのようにいちいち相手の電話番号を言って局に申しこむ必要がなくなり、自分の指で自由に早く相手を呼び出すことができます。

2月20日、開局と同時に通話になる市内電話加人者件数は1500件ですが、一週間後の2月末には新たに300件が通話になります。
同局の通話施設能力は2200の電話を通話させることができてますから、これでもまた余裕があります。

自動電話の正しいかけ方

自動電話は文字どおり交換手の手をかりずに自動的に通話できるものですから、利用上の正しい電話のかけ方が大切です。

▼ダイヤルは正確に指止めまでまわす

ダイヤルは相手の電話番号順にひとつひとつ指止めまで正確にまわすことが大切です。

▼ダイヤルはもどるときが大切

指止めまでまわしてはなすと、ダイヤルはひとりでにもとにもどりますが、このとき相手につながるのですから、最後までもどり切らないうちに次の番号をまわしたりしては意昧がなくなります。

▼市外通話のかけ方

市外通話のかけ万は、相手局によって三つのかけ方があります

ダイヤル直通

勝田局からダイヤル直通でつながる地域は、東京、水戸、日立など10の地域です。そしてこれらの地域にかけるときは相手局の番号をさきにまわしてから相手力の電話番号をまわします。
注意しなければならないことはダイヤル直通でかけた場合、料金を知ることはできません。
料金を知りたいときは、100番に申しこんでかけると、話が終り次第料金を知らせてもらえます。

即時通話

103番へ申しこんで、相手の局名、電話番号を言うとすぐつながるので、これを即時通話と言います。これは横浜、浦和、松戸など58局へつながります。

待時通話

これは106番へ申しこんでおいて相手が出るのを待たなければなりません。いままで勝田から水戸へかける場合、すべてこの待時通話でかけていたわけです。

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