昭和の勝田高等学校

昭和の勝田高等学校の画像を公開しました。第1回入学式と卒業式の様子です。

(市報かつた昭和47年6月10日号)

勝田地区の高校設置きまる 開校は48年4月、設置は足崎西原地区に

勝田市に県立普通高校が建設されることについては、昭和47年度の県予算のなかで決定していましたが、市としても5月29日に「勝田地区高等学校設置協力会」を正式に発足させ、具体的な建設準備に入りました。この高校の設置揚所は西原地区で、昭和48年4月の開校を目ざして建設が8月から開始されることになっています。勝田工業高校についで第2番目の市内高校として大きな期待が寄せられています。

市民の期待多かった普通高校 設置協力会でも県に協力申入れ

市内設置の普通高校に対する期待がどんなに大きいかを一つの統計から見てみましょう。

昭和47年5月1日現在の市教育委員会の調査によると、高校進学者は県立高校に496名私立高校に280名いますが、このうち勝田工業高校に入学した50名をのぞいてはすべて市外の高校に進学したことになるわけです。市外高校への進学状況はおもなところで水戸市409名、日立市へ170名、那珂湊市へ113名その他の地区へ34名となっています。実に93.5パーセントが市外高校へ進学しているわけです。このことは、市内の高校の増設がきわめて緊急な課題であり、市民の間から待望されていたことを裏書きしていると言えます。この高校増設を期待する声は、市議会をはじめ市政懇談会など多くの機会に寄せられ、市政の重要課題ともなっていたわけです。

また市外高校への通学は、交通費などの父母負担になるばかりか私立高校への進学者にとっては、いっそうの教育費負担となっているところから、市内高校の設置の強い要望があったわけです。市ではこうした情勢から県に高校設置の要望をつづけて来ましたが、こんどこれが本決まりとなり昭和48年4月開校を目ざして建設をはじめる運びとなったわけです。市ではこのため、5月29日には、勝田地区高等学校設置協力会設立総会を開き、県教育委員会に対する設置協力晦入書などを採択しました。この設置協力会は市執行部から川又市長など四役(教育長を含む)と、全市議会議員(一名辞退)によって組織されたもので、会長には川又市長、副会長には大谷議長と国本助役を選びました。こんごは高校敷地の確保と整備協力などの事業をこの協力会を通じて行なって行く方針です。

なお、県教育委員会の概要説明によると、勝田地区の高校はおおよそつぎの通りになる模様です。

【課程・学科】全日制・普通科高校

▼生徒定員】48年度6学級270名、49年度12学級540名、50年度18学級810名、全体計画24学級1080名

▼建設位置】勝田市足崎西原1458番地

▼昭和47年度建設事業】鉄筋コンクリート四階建、普通教室18室、その他管理室など3000平方メートル

を建設。工期は48年3月完工。事業費は1億3000万円。

▼昭和48年度から49年度事業】特別教室棟2700平方メートル、体育館、プールなど建設。全体の事業計画費は3力年計画で4億4000万円。

▼敷地】当初使用面積は5万6200平方メートル(1万7千坪)、将来使用面積は6万6100平方メートル(2万坪)

なお、勝田地区高校は普通高校として48年4月に開校するところから、47年度中学卒業者を対象にことしから願書受け付けをしますので、市民のみなさんのご子弟の志願を希望します。

市民の期待

(西原・62歳)勝田地区に普通高校ができるということは、勝田市全体にとって非常によいことだと思って、地主の立場から轍地に協力することにした。わたしとしては1,000平方メートル以上の土地がかかるが、個人の感情を抜きにして協力したつもりなので市としては将来の生活環境の整備などには十分意をつくしてほしい。

(表町・45歳)勝田に普通高校ができるということは非常にいいことで、むしろ遅いくらいだ。7万市民のまちで普通高校が1校もないというのは教育の機会均等をそこなうものであった。この際、女子高校の建設もぜひお願いしたい。わたしも中学3年生の子どもがいるが、学力にマッチするなら、ぜひ新設の高校を受験させたい。

(市報かつた昭和48年1月10日号)

県立勝田高校まもなく完成 1月30日から願書受付け

市民のみなさんが待ち望んでいる全日制普通高校は、今、4月開校を目前にして建設工事が進められています。名称も勝田高等学校と決定し、市内足崎西原1458番地に、鉄筋コンクリート造り四階建ての校舎が、すでに工事の大半を終り、ほとんどその全容を見せています。市内に普通高校という声は、すでに数年前から叫ばれていましたが、間もなく、その市民の期待にこたえた姿として完成されるでしょう。

初年度270名を募集

すでに、市報199号(昭和47年6月10日号)で、県立の普通高校の勝田地区設置が決定されたことをお知らせしてから6カ月過ぎました。その間、名称も勝田高等学校と決まり、本館の建設工事も昨年9月16日に着工され、現在までに約8割の進捗状況をみせています。この本館の建設については、設計は三上建築設計事務所があたり建築工事は秋山工務店が1億3000万円であたっています。工期は本年4月2日までとされていますから、間もなく完成されることでしょう。

完成時の同校の内部を紹介しますと、一階は校長室、応接室、会議室、保健室、事務室その他の管理関係が配置され、二階には職員室、放送室、印刷室などの他に普通教室が4室、三、四階には、それぞれ普通教室が7室づつ配置される予定になっています。このような内容をもって、本年4月に開校されるわけですが、昭和48年度の生徒の募集人員は6学級270名が予定され、1月30日から他の県立高校と同時に募集の受付が始められます。

ところで、開校され、授業が実施されるに際しては、グラウンドの整備もおろそかにすることはできません。そのため、陸上自衛隊施設学校に要請し、一万平方メートルのグラウンド整地を実施していただくことになっています。この事業は2月上旬に予定されており、伐開(木を切ったり木の根株を掘り起こしたりすること)6300平方メートル、掘削約5600立方メートル、盛土同じく5600立方メートルが計画されています。

なお、自衛隊要請工事として施されたものに、本館敷地の整地もあります。これは、伐開約1500平方メートル、切土約11000立方メートル、盛土約5000立方メートルなどが昨年7月に行なわれました。こうして、建設、整備ともに順調に進められている勝田高校が開校したとき、充実した高校となよう、市民のみなさんのご子弟でことし中学校を卒業するかたの積極的な志願が期待されます。

なお、市内各中学校の3年の年主任の先生がたは、この勝田高校が開校することについて、別項のような期待を語っています。また、入学願書の提出先などについては、勝田工業高校で取り扱うことになっていますので、お違いのないようお願いします。

勝田一中

市内各中学の永い間の夢だった地元に一つの普通高校が実現したので、大きな期待を持っている。地元から多勢の生徒が入り、優秀な学校になってもらいたいと希望している。前の進学希望調査をしたときより、実際の入学希望者は増加するのではないかと思う。

勝田二中

地元の中学から、できるだけ多くの入学者があるように願っている。特に、普通高校がができたということで、多くの父兄も期待していると思うし、優秀な生徒が多く入り、いい学校にしてゆきたい。また、男女の適正な比率の学校になってもらいたいと思っている。

勝田三中

地元の中でも一番近い多くの生徒が希望すると思っている。とにかく、学区の中にできた高校ですから、優秀な職員と優秀な生徒が多く集まり、男女共学の建て前から、平均した男女比の生徒数が入ることを念願している。

佐野中

地元で要望した結果、ようやく実現した普通高校の設置だから、優秀な子の父兄に、よく内容などを説明し、できるだけ希望するよう指導してゆきたい。学校の優秀性は、入学・した生徒が育てていくものだから、そういう点でも期待している。

大島中

いままで、市内には工業高校だけであったので、普通高校ができたということは、生徒にとっても喜ばしいことだと思う。最近は、普通高校への進学希望が多いので、本当にこのことは痛感していたことなので、特に期待している。

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