勝田市市民憲章リーフレットを公開

昭和43年2月5日に制定された勝田市市民憲章を記念して発行されたリーフレットを公開しました。

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昭和43年2月5日に制定された勝田市市民憲章。茨城県内で最初に制定されました。

 【リーフレット掲載内容から】ごあいさつ

市民憲章の制定にあたって 勝田市長 川又敏雄

市民のみなさんのお力により、このたび勝田市市民憲章が制定されたことは、市発展の精神的バックボーンがすえられたものとしてよろこびにたえません。

日日変貌し発展して行く勝田市の姿を、市民憲章という基本点でとらえ、常にこの立場にたって、愛する郷土のまちづくりにつとめることは、市政執行を委託されたわたしの尊い責任であると考えます。

市民のみなさんにおかれましても、この市民憲章が、みなさんの目常生活のなかの合言葉となり、豊かな市民意識の基礎となることを願っています。この市民憲章のもとに心を寄せ合った市民の力は、必ずや偉大な勝田市を建設するものと信じます。

市議会も満場一致で賛同 勝田市議会議長 平野太一

今般、市民のみなさん方が一体となって協力し、より住みよく暮しよいまちにするための指針となる、市民憲章が制定されました。内容につきましては、わたくしたちが、勝田市民であることの自覚をうながす前文と、豊かなまちづくりの主柱となる5項目からなっていますが、去る1月30日、市議会におきましても、満場一致で賛同をいたしました

われわれ議会は、市民のみなさんの福利増進をはかるべく、山積する問題に真剣に対処し、また実践活動をいたしておりますが、市民憲章にもられた精神を生かすよう、さらに一層の努力を傾ける所存であります。

市民憲章の制定により、勝田市が明るく力浴れるまちに発展する基盤が培われますことを確信しております。みなさんのご協力をお願いする次第です。

長期にわたって実行を 勝田市教育委員会委員長 大峰顕正

このたび、わたくしたちの市民憲章が生まれたことを、心からおよろこび申し上げます。

この憲章は、わたくしたち勝田市民一人一人が願うことを、端的な表現にまとめたものであります。

物心両面にわたるよりどころが定められているこの憲章は、一見ことばはやさしいものになっておりますが、長期にわたって実行に移して行くことは、そんなに容易なことではないようであります。

項目の一つ一つが、まず、わたくしたちの気持の中に育って行くことを推進したいと思います。

永い年月の中に、この憲章が、りっぱに成長し、花実の結ぶことをたのしみにしたいと存じます。

市民憲章を推進しよう より住みよくより豊かなまちをつくるために

 市民憲章前起草委員長 宇留野稔

立春の2月5日、5万8千市民待望のなかに、市民総意の実践憲章として、勝田市市民憲章の制定告示をみたことは、喜ばしい限りです。

西部の町から調和のとれた産業文化都市として、日本一住みがいのある大勝田市に躍進するには、市民総ぐるみ体制で、こんこの市民憲章推進に努力しなければなりません。

陽春4月の新年度より、清新ムードで、市ぐるみ憲章運動の実践を、ともどもに高めようではありませんか。

 富士山団地 佐藤好代子

私が始めてこの町に来たのは、昭和27年、当時の勝田市は“西部の町”などと言われた殺風景な、うるおいのない町でした。あれから数十年、町から市となり、見ちがえるばかりに若々しい、エネルギッシュな発展をとげて来た勝田市に、このたび暮しよい豊かな町づくりの基ともなる市民憲章が生まれたことは、大きな喜びであり意義深いことであると思います。

「僕は誰にでも親切にするよ」

「わたしは、きれいなお花を咲かせるわ」食後のだんらんに、子供たちのはずんだ会話が続きます。

私は主婦の立場から、身近なことから実行に移してよき家庭づくり、町づくりに努力して行くことを決心しました。

 婦人連絡会長 飛田ふぢ

この度、勝田市市民憲章が制定され、市民の前途に光明を得た感じです。この憲章を市民の皆さんが自分のものとし、常に愛し、実践にうつされることを望みます。

当婦人会においても、これが推進に、今後毎回の集いに必らず朗読し、一人一人がこの精神を生かし、つぶさに実行にうつすよう努め、子供から家族にまで、豊かな心を植えつけるため、婦人の立場から努力したい考えです。

身のまわりから実践に努め、市のすみずみまでの願いをこめて、会活動の趣旨と共に伸したい心算です。

 高野 砂押忠八

このたび、県内各市に先がけて市民の道しるべとして勝田市市民憲章が制定されましたこと、およろこび申し上げます。

市民の皆様が、常に日々の生活に忠実に実践することにより、躍進途上の勝田市が、益々飛躍的に発展することを期待してうたがわぬものです。

郷土愛に燃える皆様が、住みよい豊かな町づくりとして行く上にも、推進することを願うものです。

 区長会長 谷田部亮

このたび、勝田市市民憲章が制定されましてまことによろこびに堪えません。

茨城県内の都市の中で、市民憲章が制定されたのは勝田市が第1号なそうです。

それだけに今後、市民憲章を我々市民の手で育てて行かねばなりません。

行政指導の面とタイアップして実践活動を続けながら、理想の花を咲かせることに努力を続けましょう。

 馬渡 飛田みち子

勝田の町って殺風景ねと友は言う。なるほど、消費都市ではないから、そんな感じがするのだろうが、それにしても、私自身町を歩いてみて、町に色どりを添える花を、花屋さんの店先以外みかけたことがない。

以前、旅行をした折に、ある都市のあちこちに花壇が作られ、季節の花が、よく手入れをされて咲いていたのを、親切だったその土地の人達と共に思い出す。花が、豊かな心を作り出すと言ったら言い過ぎだろうか。

いよいよ市民憲章も制定され、豊かな町づくりに力こぶを入れる時と聞く。おおいに期待し、協力して行きたいものである。

 勝田市青年団連絡協議会会長 蓮田宏

勝田市を楽しい緑の町にしましょう。そして交通事故のない平和な市づくりをし、県内最初の市民憲章制定の市として、見本となるよう、われわれ一人ひとりの自覚と市民全員で楽しく働けるムードをつくることが大切だと思います。

また、交通事故対策、非行の問題、花いっぱい運動を重点として、それを青年の手で推進することが、わたしたちの希望です。

勝田市は「若さのまち」といわれますが、こうした意味からも、文字どおり「若さ」の象徴である青年のわれわれが努力しなければならないことが山ほどあると考えています。

 表町 石川誠

勝田市市民憲章が制定されたことは一市民として、喜んでいます。これを機会に、勝田市が他市町村より、一歩前進するよう、全市民が一致協力し、市づくりに邁進しようではありませんか。

市は愛するものが多ければ多いほど、市は発展し、市民は幸せになるものと思います。

住みよい、明るい、美しいまちづくりのため、やる気になってやりましょう。必らずできるものです。

市民憲章のできるまで

 ▼勝田市市民憲章について

わたくしたちの市民憲章は、わたくしたち勝田市民が、この郷土を愛し、住みよいしあわせなまちとすることを、自分自身に対して要求する、市民道徳や、生活規範をうたったものものです。

この憲章は、多くの人が、10カ月の日時をかけ、熱心に研究して制定したもので、これからの実践に意義があるものですから、このしおりを、壁にはって、毎朝ご覧になり、5項のどれかを実行するようにして下さい。

それでは、10カ月間の、制定までの経過は……と申しますと、下記のとおりでした。

 ▼市民憲章ができるまで

  • 昭和42年
    • 4月5日
      • 市の庁議で、市民憲章制定を検討、市民の心のよりどころとなるものをつくることは有意義であるとの結論が出て、方向づけがきまった。
    • 5月9日
      • 臨時市議会で、市民憲章の制定方針、主旨を説明し賛成を得た。
    • 5月15日
      • 市報「かつた」発行100号記念事業の一つとして、市民憲章の原案を、市民一般から募集した。7月15日に締切り、236項の応募原案が集まる。
    • 8月30日
      • 市内各界各層の代表者30名の方が、市民憲章制定審議会を設置、10名の起草委員を選出した。
    • 9月9日
      • 第1回の起草委員会が開かれ、応募原案の取り扱い、起草方針の分折を行なった。
    • 9月16日
      • 起草委員全員で、市の実際の様子を知るための市内視察を行なった。
    • 10月9日
      • 第2回起草委員会。市民憲章の中心になるものについて論議する。
    • 11月6日
      • 第3回起草委員会。市民憲章全国大会の結果が、起草委員長から報告された。
    • 11月15日
      • 第4回起草委貝会。憲章を前文の本文に分け、前文に勝田の現状と努力目標を、本文に5項目の実践項目を入れることとする。
    • 11月29日
      • 第5回起草委員会。A・B・C3つの案を作成し、A・C2案を残して審議する。
    • 12月3日
      • 第6回起草委員会。今まで確認された事項を再確認の上、意思統一に基づいて、試案を作成する。
    • 12月11日
      • 第2回市民憲章制定審議会を開き、起草委貝会からの中間報告を審議した。
    • 12月27日
      • 第7回起草委員会。審議会の意見に基づき、試案を検討。答申案を作成、入選者を選考する。
  • 昭和43年
    • 1月18日
      • 第3回市民憲章制定審議会。起草委員会からの答申案を市民憲章と決定した。続いて入選者も決定。
    • 1月27日
      • 市民憲章制定審議会長以下代表5名が、市民憲章を市長に提出、市長はこれを採択した。
    • 1月30日
      • 市議会臨時会に報告、議会の賛同を得た。
    • 2月5日
      • 告示。

以上の経過を経て、わたくしたち市民全体のものになったのです。

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