昭和34年、那珂湊一高生が養老院を慰問

昭和33年7月に建設された養老院を、那珂湊一高(現那珂湊高)文芸部員が慰問した記事と画像を公開しました。

(那珂湊市政だより昭和34年9月10日号より)

那珂湊一高文芸部員 養老院慰問

去る8月29日、湊一高文芸部員10名の男女生徒が、那珂湊養老院を訪れました。

この日としよりたちは、思いがけぬ珍客の訪問を受けて、民謡やコーラス、剣舞、寸劇などに熱心に耳をかたむけ、文芸部員たちそれぞれが小遣いを出し合って持ってきた、ささやかながらも、心のこもったお菓子を食べながら、飛び出す珍芸に、手をたたいたり、手拍子をとったり、涙を流して喜び、とても和やかな楽しいひとときでした。

男女10人の一高生たちは、としよりの要望に答えて、そろいの浴衣で磯節、相馬盆唄、その他数曲を踊り、それから剣舞に、寸劇に、コーラスと、年寄り達をおういに感激させました。その後、としよりたちは、明朗な、若さのあふれる男女部員に囲まれて親しく語り合ったり記念写真を撮ったりとてもうれしそうでした。
この日養老院を訪れた文芸部員は、夏休みを返上して、来るべき秋の文化祭にそなえて、毎日訓練にはげみ、その余暇を利用して慰問することにしたのですと、部員の一人が、言葉少なに、話してくれた。部員達はあんなに喜んでくれるとは、予想もしていなかった、自分達もほんとうにうれしかった、これからも機会を作って、また慰問しようと、話し合っていた。

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